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坂田 麻生さんは仕事をする時、意識的にインターネットとかいろいろなメディアを絡めて考えています?
麻生 今のバブルの話で言うと、最初からスケールのでっかい仕事って、やったことがないんです。だから逆に、これからバブルが来て、でかい仕事をやらなければいけなくなっても逆にできないんじゃないかと思いますよ。
インターネットのことは、正直、あんまり意識したことはないです。
坂田 麻生さんって、音楽をはじめ、多方面に亘って活動をしていますが、広告の仕事ではやっぱりテレビCMなんですか。

インターネットが普及して「作法が変わる」って、いろんな人が言うでしょ。でもぼくは、さして変わらないような気がします。
インターネットに対して、ぼくらが何かをアジャストしなければいけないのではなくて、インターネットがもっと普及したら、むしろ、ぼくらがやりやすくなるという気持ちを持っているんです。インターネットを見るというのがもっと前提になればいいんです。
もっと言えば、テレビCMを打つ時には、必ずインターネットのホームページを持つということがルールになればいいんです。「インターネットという受け皿を持っていないなら、テレビCMをやっちゃいけない」って決めれば、たくさんのことをテレビCMに詰め込む必要がなくなって、テレビCMでやることがすごく明確になると思います。
インターネットが出てきたからというより、インターネットとテレビの役割分担ができれば、テレビCMがもっとシンプルになると思います。
坂田 よくわかっていない得意先ほど、「うちはマスメディアを持ってきただけじゃダメですよ」って言うよね。ホントはインターネットだって、まだ整備の途中で、確立されていないんだけど、何かみんなインターネット、インターネットって…。そう言っておけば「新しい」という部分がちょっとあるよね。でも、まだ効果としては明確になっていないところもあると思うんです。
一方でテレビCMもそのへんの意識が薄れているよね。何でもかんでも「売ろう」「売ろう」とするから、逆にブランド広告は「すぐ結果が出ない」となってしまって、そのへんがちょっと曖昧になっている。
丹野さんはどうですか? 新しいメディアについて。
<プロフィール>TUGBOAT CMプランナー
1996年株式会社電通入社(クリエーティブ局)。1999年クリエーティブ・エージェンシーTUGBOATの設立に参加。ACCグランプリ、TCC賞、フジサンケイグループ広告大賞、アジア・パシフィック広告祭・金賞/銀賞など国内外で受賞多数。主なCM作品にライフカード「カードの切り方が人生だ」シリーズ、大和証券、NTT東日本FOMAなど。CM以外にも作詞、小説、脚本などに、活動の場を拡げ活躍中。