|
●熱気にあふれたアジアの広告祭
今、アジアが熱い、と言われています。当社もアジア市場でのビジネスを積極的に展開しています。今年の3月中旬、タイのパタヤで開催された通称“アドフェスト”第7回アジア太平洋広告祭に初めて参加しました。クリエイティブ部門の責任者として、アジアの広告事情を知りたい、広告関係者と交流したい、という理由からでした。タイのバンコクからバスで約2時間、リゾート地パタヤのホテルを会場に開催された広告祭は、アジア各国の広告作品の展示と上映、講演と審査、そしてパーティという熱気にあふれたものでした。
●広告テーマを認識する場
アドフェストの中心は、TVCM。15秒が全盛の日本国内とは違って、他の国のCMは最低でも30秒で、60秒、またそれ以上のものがほとんどでした。“売り急ぎたい”CM表現が、日本の成熟・飽和した市場の中で次々に制作されている現状を思い起こしながら見ていましたが、人の心を15秒で動かすことなど、所詮できないのだと納得したのでした。論より証拠、タイが受賞した最高賞はじめ優秀作に共通していたことは、いかに売りたいかより、企業やモノが社会や人間にとっていかにあるべきかが主題になっていたこと。そして、アイデアが卓越していたことでした。
アドフェストへの参加は、こうした本質の部分で広告テーマを確認する場となりましたが、アジア各国のクリエイター達は、欧米風や欧米流ではない自分流の多様な表現に挑んでいたことが、強く印象に残りました。このような体験ができた広告祭に参加できた意義と発見は大いにあったと思います。また、ビジネス戦略、リクリーティング、広告会社とのリレーションなどの観点からも有効です。
最後に、各社の宣伝部員、中でも制作プロデューサーやクリエイターたちが大いに参加したらいいと感じたことをつけくわえておきます。
|