ACC YOUNG CREATIVITY COMPETITION 2026 Vol.7

Supported by 能登の酒を止めるな!

応募期間 テーマ

ACCヤングコンペは、与えられた課題に対し、その解決策となるアイデアを企画・提案していただく、30歳以下の方々が挑戦できるコンペティションです。
第7回となる今年は、2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS クリエイティブイノベーション部門ゴールドを受賞した「能登の酒を止めるな!」プロジェクトの協力を受け、「日本の酒文化を存続させるためのアイデアを」をテーマに実施いたします。
グランプリ受賞アイデアは、今後、「能登の酒を止めるな!」プロジェクトにて実施される可能性があります。
あなたの自由なアイデアをお待ちしております。

応募資格

課題

縮小する飲酒文化の中で、
日本の酒文化をいかに存続させるか

日本の伝統的な酒文化を未来へつなぎ、発展させるためのアイデアを募集します。コミュニケーション企画の枠を超えた、リアルイベントや空間デザインなどの体験の創造、プロダクトやサービスなど実効性のあるご提案を広くお待ちしています。

■課題設定の背景
2026年現在、日本酒やワインを含むお酒全体の消費量は、長期にわたって減少を続けています。国税庁によれば、成人一人あたりの酒類消費量はピークだった1992年度の101.8リットルから2022年度には75.4リットルへと約2割減少し、厚生労働省の調査では、いまや成人の過半数(約57%)が日常的にはお酒を飲まないという結果が出ています。「最近の若い人はお酒を飲まなくなった」と言われるゆえんです。背景には健康志向の高まりもあり、SDGsの目標3.5でも「アルコールの有害な摂取」の低減が掲げられています。さらに北米を中心とする若い世代では、あえて飲まない生き方を選ぶ「ソバキュリアス(sober curious)」がライフスタイルとして広がりつつあり、これもまた新しい現象です。

そうしたなかで、日本では生産と消費の間にいくつものギャップが生じています。日本酒の酒蔵は、ここ20年でおよそ毎月3蔵のペースで廃業し、生産量も半世紀前のピークと比べて約4分の1にまで縮小しました。しかも日本酒の製造免許は現実的には新規取得が難しいため、一度失われた蔵を取り戻すことは容易ではありません。焼酎でも同様の縮小が進む一方、近年は「ジャパニーズウイスキー」の世界的ブームで新たな生産者が増え、同じ蒸留酒のクラフトジンにも新しい造り手が次々と生まれている活況な話題もあります。さらにナチュラルワインの流行を追うように「日本ワイン」にも火がつき、山梨・長野・北海道では、ぶどう栽培から醸造までを一貫して担う造り手が増え続けています。日本酒は2024年12月に「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産へ登録された一方で、その担い手である蔵は1ヶ月に3蔵減り続けている、この対比こそ、いま日本の酒が置かれた状況を象徴しています。

他方、消費の現場に目を向けると、若い世代を中心に、ハイボールやレモンサワー、抹茶サワーといった飲みやすく安価なアルコールは堅調に注文され続けています。同時に、繁華街で新しく開業する飲食店ではナチュラルワインの需要が強く、ライフスタイル誌でもたびたび特集が組まれています。比較的安価なハイボールやサワーと、単価の高いナチュラルワインが同時に伸びる——この二極化に、日本酒業界はやや戸惑っているのが実情です。
お酒は、日本の文化に深く根ざしています。日々の食事だけでなく、祭り、冠婚葬祭、子孫繁栄や五穀豊穣を祈る神事など、暮らしのさまざまな場面に登場してきました。適量を保てれば、お酒がもたらす酩酊はむしろ人々のQOLを高めるとも言われます。私たちが普段は意識しないところで、お酒は長く生活文化の一部であり続けてきたのです。
「日本酒や焼酎が飲まれていないだけだ」と捉えれば、課題は日本酒や焼酎の側にあるように見えます。しかし、このまま業界全体が新しいアルコール飲料の波に押し流されていけば、日本の酒を飲む人が減るだけでなく、造る人も減っていきます。新規参入が閉ざされた構造のもとでは、それはやがて「日本の酒文化そのものが消滅しかねない」という、現実的な危機につながります。

「能登の酒を止めるな!」はこうした文脈の中で生まれています。2024年1月1日の能登半島地震では石川県の酒蔵の1/3にあたる11蔵が被災しました。ほぼすべてが半壊・全壊し、酒造りが未だに再開できていないところがほとんどです。ここ能登半島には400年前から能登杜氏と呼ばれる杜氏集団がおり、今でもその技術的な系譜は北陸地方に留まらず県内外に多大な影響を及ぼしています。自然災害という抗うことのできない事象に対して、私たちの伝統文化である日本酒造りが失われようとしている、そのことを止めるための取り組みとして開始しました。

地方の問題は、日本の問題です。こうして健康志向が高まり、飲酒人口が減り続けるなかで、日本の大切な文化が失われようとしている。この危機に対して、私たちには何ができるのか。地方創生・食文化・伝統文化という視点と、私たちが生きる資本主義とグローバル化の潮流。その両方を両立させるための仮説を、これから考えていきたいと思います。

応募素材

規定フォーマットをダウンロード

審査委員

坊垣 佳奈
マクアケ/共同創業者
Xinobi AI/非常勤取締役
品川女子学院/顧問
サツドラホールディングス/社外取締役
坊垣 佳奈
PROFILE
井川 沙紀
インフロレッセンス/代表取締役
井川 沙紀
PROFILE
カワナ アキ
camo/代表取締役
カワナ アキ
PROFILE
中村 直史
五島列島なかむらただし社/
クリエーティブディレクター、コピーライター
中村 直史
PROFILE
中村 洋基
PARTY FUND/代表パートナー
中村 洋基
PROFILE
長谷川 輝波
電通/zero クリエーティブディレクター・コピーライター
長谷川 輝波
PROFILE
古川 真希
サントリーホールディングス/未来事業開発部 課長
古川 真希
PROFILE
吉川 絵美
Across Ventures/Founder & CEO
吉川 絵美
PROFILE

審査基準

  • 今の「インサイト」を捉えているか
  • 問題を解決する「効果」が期待できるか
  • 「クリエイティビティ」にあふれているか
  • 「能登の酒を止めるな!」プロジェクトが実施すべき内容か

※以下のようなものは審査の過程で選ばれない可能性がある。

  • 費用対効果が低いと想定できるもの。
  • 安易なコラボレーションで、コラボ先の企業や団体のベネフィットが計算されておらず、実施が難しいもの。
  • 実施した時に、特定の人々、団体を傷つけるなど、リスクマネジメント観点でふさわしくないもの。

審査基準

グランプリ
トロフィー1体、賞状1枚が贈られます。 ※当該企画は、今後、「能登の酒を止めるな!」プロジェクトにおいて実施の検討を行うことを予定しております。
準グランプリ
トロフィー1体、賞状1枚が贈られます。
ファイナリスト
賞状1枚が贈られます。

エントリー料金

チームにACC会員社の方がいる場合
無料※応募の際、代表者は必ず会員社の方にしてください。
チームにACC会員社の方がいない場合
3,300円(税込)

ACC会員社一覧はこちら

スケジュール

8.27(木)10:00 ~ 8.31(月)18:00
応募期間
9月
書類一次審査
10月
二次審査
10月21日(水)
ファイナリスト発表
11月11日(水)
プレゼン審査(東京都内)

応募規約

1.応募について

  • 1チーム、1作品の応募に限ります。
  • 必ず実名で応募してください。
  • 応募作品は国内外で未発表の、オリジナル作品に限ります。
  • 公平な審査を行うため、いずれの応募素材にも、応募者の所属企業や個人名が特定できるロゴや名前の表記をしないでください。
  • 一度応募を完了した作品は、応募期間内であっても作品の変更・修正は基本的に認めません。
  • 第三者の著作権、著作者人格権、商標権、肖像権、パブリシティー権、名誉・プライバシーその他の権利を侵害する作品および法令などに違反する内容を含む作品は応募できません。応募作品が権利を侵害すると判断された場合は、応募や入賞を取り消す場合がございます。また、第三者の権利侵害によるトラブルが発生した場合は、応募者の責任と負担で解決するものとし、当団体では一切の責任を負いません。

2.審査・入賞について

  • 審査内容に関する問い合わせにはお答えできません。
  • グランプリ作品は、今後、「能登の酒を止めるな!」プロジェクトにおいて実施の検討を行うことを予定しております。
  • 入賞作品に係る著作権その他一切の権利は、入賞した時点で、「能登の酒を止めるな!」プロジェクトおよび一般社団法人 ACCに帰属します。(著作権に関しては、著作権法第27条および第28条に規定する権利を含みます。)この場合において、入賞作品の応募者は、「能登の酒を止めるな!」プロジェクトおよび一般社団法人 ACCに対して一切の対価を求めることはできません。
  • 入賞作品を除くすべての応募作品に関しては、入賞後、当コンペティションの名称をクレジットとして利用することを禁止します。
  • 公開プレゼンに出場するための旅費等は原則応募者自身にご負担いただきますが、遠方からの参加の場合は規程により一部補助できる場合があります。詳細は出場決定時にご相談ください。
  • エントリーに際して、本規約、および応募要項に反する事実が確認された場合、また何らかの不正が発覚した場合、当該エントリーについては審査対象外とし、受賞後であっても取り消される場合があります。またこの場合、エントリー料金は返却いたしません。

3.各種取得情報の取扱い

  • 当団体は各種取得情報を厳重に管理し、漏洩および第三者による閲覧の防止に最大限努力致します。
  • すべての入賞者の所属会社・個人名やプレゼン審査当日の様子は、ACCに関連する様々なイベントや媒体に使用します。
  • 応募者へは、当コンペティションに関する各種イベントのご案内をすることがございます。

4.その他

  • 転居等により入賞者の連絡先が不明の場合は、入賞を取り消すことがあります。
  • 「能登の酒を止めるな!」プロジェクトへの直接の取材・お問い合わせはしないでください 。
  • 当コンペティションは、事前の予告なくスケジュール・内容の変更を行う場合があります。
  • 作品応募をもって上記規約に同意したものとします。
8.27(木)エントリー開始